不登校で昼夜逆転の子、どうすれば?元不登校児の体験談。根本的原因と解決策。
こんにちは。
私は、中学・高校と昼夜逆転で学校に行けなかった元不登校児です。
でも、最終的には、進学して就職もできました!
なので、親御さんや周りの方は焦らず、過度に心配せずいてほしいです…!
今日は、その時の体験談と、周りはどう接したらいいかを話します。
皆に当てはまるわけではありませんが、1つの例として参考になれば幸いです。
- 昼夜逆転になったきっかけ
- 昼夜逆転不登校の原因(私の場合)
- 親や先生がやってくれたが、うまくいかなかったこと
- 根本的な原因は「学校に行く意味を感じてないこと」
- 親がしてくれてよかったことは「強制せず、ありのままを認め、否定も肯定もせず、見守る」
- 昼夜逆転で不登校の子にしてあげられる3つのこと
- おわりに
- 不登校のお悩み相談・サポートレッスン
昼夜逆転になったきっかけ
小学生の頃は、とっても早起きで6時7時に起きて、
ラジオ体操に行くような子どもでした。
でも、中学生くらいになって、
朝起きれず、昼に起きて、行ける日は午後から登校、
次第にほとんど休むような生活になりました。
昼夜逆転になったきっかけは、
音楽が好きで、ライブに行ったり、
そのコミュニティの年上の友達と付き合うようになり、
そこで出会う人や物事が刺激的で面白く、
そういった友達と夜出歩くようになり、
と興味のままに突っ走っていった結果だった気がします…!
昼夜逆転不登校の原因(私の場合)
①学校よりも面白いことがあった
とにかく、学校や家庭や地域コミュニティなど、
今まで自分の周りにあったものより、
すごく面白いことが他にあって、
それに夢中になって、
学校や勉強に価値を感じなくなっていきました。
最近だと、ゲームや動画などに夢中になり、
朝までやってしまい、そのまま寝て、
また昼夜に起きての繰り返しになってる子も多いと思います。
②反抗期で親や先生の言うことを聞きたくない
で、反抗期なので、親や先生に言われても、
言うことなんて聞きたくないし、聞いてない。
「私がやってみたいことをやって何が悪い?」
くらいに思っていた気がします。
また、よく
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
「なんで学校に行かなきゃいけないの?」
などと言っていました。
③学校に強制力はない
親は中学生の子をまだ子どもだと思っていても、
本人は、もう、ほとんど大人のような思考回路だったと思います。
大人だって、休みだったら、朝まで映画やyoutubeを見ちゃう日もありますよね。
大人は、仕事に行かないと首になって、生活できなくなるから、仕事に行きます。
でも、学校は行かなくても、死にはしないし、生きていけます。
怒られても、強制力はありません。
それに、学校は自分で選んだものではないし、
勉強の内容も、自分の興味があるものではない。
だから、大人があーだこーだ言っても耳を貸さず、
興味のあるものに突っ走ったり、一人部屋で過ごしたりしたんだと思います。
親や先生がやってくれたが、うまくいかなかったこと
当時親は悩み、色々やってくれたのだと思います。
ですが、ほとんどは効果がありませんでした。
例えば…
①親が朝起こす
→起きない。自分のタイミングで起きてくる。
②親が何も声をかけない
→昼夜逆転が続く。
③精神科受診
→あまり効果なし。昼夜逆転のカウンセリングと、精神安定剤のようなものを処方されるが効果はなかった。
④先生が朝家に起こしに来る
→逆効果。気持ちを逆なでされた。
特別扱い、だめな子扱い、学校には行かなければいけないもの、とされるのが嫌で反抗。
というような感じでした。
根本的な原因は「学校に行く意味を感じてないこと」
というのも、朝起きて学校に行くことに、価値を感じていないので、
何をしたって無理です。
そして、行かなくても死ぬわけではないので、行きません。
昼夜逆転し学校に行かないのは、
興味が他にあるし、学校に行く意味を感じてないからなのです。
そこに無理やり強制されると、反抗します。
親がしてくれてよかったことは「強制せず、ありのままを認め、否定も肯定もせず、見守る」
でも、夜型生活で学校にも行かなければ、
これからどうなっていくんだろう…
どう接したらいいんだろう…と思いますよね。
結論、自分の親がしてくれてよかったことは、
「何かを強制せず、ありのままを認め、否定も肯定もせず、見守る」だったと思います。
すぐに解決するのは難しいかもしれません。
でも、大人になって仕事があれば起きれるようになったし、
徐々に将来のことも考えるようになったので、
心配しすぎることはありません。
昼夜逆転で不登校の子にしてあげられる3つのこと
その上で、昼夜逆転の不登校の子にしてあげられる具体的なことは、
①本人がやりたいことを思いっきりやらせる。
子どもの価値観や興味を否定せず、
危険なことを除き、本人がやってみたいことを思う存分やらせてあげましょう。
子どもは大人の古い価値観ではわからない、
面白いことを知っていて、夢中になっているのかもしれません。
②運動する。
本人が好きな運動があれば、運動を何かさせると、
昼夜のスイッチを戻しやすくなります。
美容に興味を持っている子なら、一緒に筋トレをしたり、
何か本人の関心に基づいて、できたらいいですね。
③本人の興味に基づく、日中の予定をいれる
学校には興味がないので、その子が本当におもしろいと思っていることや、
人などの関わる予定を、日中に入れれば、たぶん、起きてきます。
(50%くらいの確率です。起きれなくても、怒らないで、見守ってやってください!笑)
行けるか行けないかは、その時次第でかもしれませんが、
本人が面白いと思っていることなら、きっと行くはずです!
そのように、興味を持っていることで、日中の予定を作れば、
昼夜逆転を少し改善できる可能性があります。
おわりに
親は、学校や周りの価値観に左右されず、
子どもの興味や今の状態を見ることしかないと思います。
仕事は合わなければやめれるし、選べるけど、
学校は合わなくてもすぐやめられるものでもなく、
多様な子どもを、画一的に集団教育します。
本来子どもは一人ひとり違うのだから、
個性に合わせた選択肢や学び方、育ち方があっていいはずだと思います。
親御さんは、一喜一憂せず、長い目で見守ることは、本当に大変だと思いますが、
たまには息を抜いて、ご自身を大切にし、
子どもを愛してあげてください。
不登校のお悩み相談・サポートレッスン
こちらで不登校のお悩み相談もやっています。
私は教師や専門家ではありませんが、
中高不登校〜大学進学・就職の経験と、
1児の母である立場から、
話し相手になり、相談にのっています。
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それでは、また。