ジャムセッションの参加方法。ジャズボーカル初心者向け!
ボーカルを一人で練習していると、
仲間がほしいな、誰かとつながりたいなと思いますよね。
一緒に演奏する仲間を見つけるにも、
セッションに参加するのはとてもおすすめです!
それでは、初心者がセッションに参加する方法について、
お話したいと思います。
- ジャムセッションって何?
- いつどこでやっているの?
- セッションの参加方法は?
- セッションで演奏するのはどんな曲?
- ボーカリストが準備すること
- 演奏が始まる前に、バンドに伝えること
- 曲の構成・演奏の流れ
- おわりに
ジャムセッションって何?
セッションとは、誰かと一緒に演奏すること。
2人以上集まって何か一緒に演奏すれば、セッションになります。
友人同士なら、スタジオや自宅でもできますし、
近くに演奏できる友達がいなければ、
ライブハウスやライブバーのような場所で開かれている
セッションイベントに参加するのがおすすめです。
年代や楽器様々な人が集まります。
ジャンルや、楽器を限定したセッションもあります。
いつどこでやっているの?
セッションは、平日の夜や休日の日中など、
お店のライブがない時に行われています。
セッションをやっているお店の探し方
「地域名 ジャムセッション ジャズ」
などと調べると、お店が出てくると思います。
地方の場合は、FacebookやInstagramのほうが、
情報が豊富なこともあります。
東京だと一例としてこのようなお店があります。
▼Jazz
Intro(高田馬場)
J-flow(錦糸町)
every swing (上野)
▼Funk・Soul
rpm(下北沢)
Somethin’ (池袋)
▼ボーカルセッション
代々木NARU
曙橋FILL IN
です。
こういったお店は、初めての人は入りにくいと感じることも多いですが、
入ってしまえば、常連さんや、お店の方、セッションホストの方などが
話しかけてくれたりもします。
また、聞いて雰囲気を感じるだけでも、楽しめます。
セッションの参加方法は?
お店に入ったらまず、
①自分の楽器を伝えます。
「ボーカルです」など。紙に書く場合もあります。
どんな曲がやりたいか聞かれることもあります。その時は、曲とキーを伝えます。
②飲み物を頼んで、順番を待ちます。
③順番が来たら、名前を呼ばれるので、ステージで演奏します。
様々な方が参加していることが多いので、
良い演奏だな、と思ったら、それを演奏者に伝えたり、
「なんていう曲ですか?」と聞いたりすることからも、
コミュニケーションが始まって、友達ができたりします。
同じ楽器の人がいたら、「練習どうやってるんですか?」
なんて、聞いたりもできます。
セッションで演奏するのはどんな曲?
ジャズのセッションでは、ジャズ・スタンダードブックという本にのっている、
アメリカのジャズの有名曲を中心に、演奏されます。
初心者に人気なのは、
「Autumn Leaves」「Fブルース」「Days of Wine and Roses」「Fly me to the moon」など、シンプルなコード進行の曲です。
このサイトにも、わかりやすくまとまっていました。
ソウル、ファンクのセッションでは、
70年代くらい〜のソウル・ファンク・ポップスの有名曲を中心に演奏されます。
「Chicken」「Just the two of us」「Sunny」等よく演奏されます。
このサイトにも、曲のリストがまとまっていたのでシェアします。
ボーカリストが準備すること
ボーカリストがセッションに参加するには、
まずは、好きな曲1曲覚えて、譜面を持っていく必要があります。
譜面をイチから作るのは、大変なので、
楽な方法としては、
こういった女性・男性それぞれ声に合うキーの譜面がのっている本を購入し、
バンド人数分(4−5枚)コピーするのが、てっとり早い方法です。
これにのっていない曲をやりたい場合や、
キーが合わない場合は、譜面の作成が必要になります。
そのやり方は、長くなりそうなので、また、別の記事で説明したいと思います!
そして、その1曲を練習して、できれば歌詞を覚えて行きます。
歌詞を見て歌う人もいますので、歌詞を見ても大丈夫です。
しかし、セッションの楽しみは、人と一緒に演奏できることなので、
できれば歌詞は覚えて、バンドとの演奏を楽しみたいですね。
演奏が始まる前に、バンドに伝えること
名前が呼ばれたら、みんなに譜面を渡し、
ボーカルは、どんな風に演奏したいかを伝えます。
①テンポ、リズム
Swing、ボサノバ、8beat、バラード等、どんなリズムかを伝えます。
参考にして練習していた曲のテンポや、リズムを伝えれば大丈夫です。
②エンディング
もし決めている終わり方があれば、伝えます。
(最後の4小節を3回繰り返します。など)
はじめは、伝え方がわからなくても、
周りの楽器が、歌のメロディに合わせてくれることもあります。
③イントロ
お願いしたい楽器の人に振ります。(ピアノ、ギターなど)
曲の構成・演奏の流れ
ジャズボーカルの曲はこのような流れで演奏することが多いです。
①イントロ
①テーマ(1回〜2回)
②各楽器のアドリブソロ(声でアドリブをやってもよい。)
③テーマ(1回〜2回)
④エンディング
初めての時は、
③の後テーマに戻るタイミングがわからなくなりやすいので、
楽器のソロがそろそろ終わるかな?というタイミングで、
周りの様子を見ておくことが大切です。
慣れている方々は、
「そろそろ頭だよ」と、頭に手を当てたり、目配せをしてくれます。
おわりに
一人での練習でやる気が下がってきたときも、
セッションに参加すると、
仲間の演奏に刺激を受けてモチベーションアップにも役立ちます。
ぜひ、参加してみてください。