アーティスト、クリエイターと孤独。孤独とどう向き合うべきか?
作る人は孤独だ。
みんなに見てもらえるのは一瞬だけ。
それまでの準備や仕込みや練習や企画や制作は、基本的に孤独な作業。
私は、一人の時間が大好きで、孤独が得意だと思っていたが、
この仕事を始めてから、意外に、私は人が好きだったのかもしれない、人に認めてもらいたかったのかもしれない、ということに気づいた。
でも、考えて、向き合って、何かを作っていく作業はやっぱり孤独。
アーティストやクリエイターは、孤独とどう向き合っていくべきなのだろう?
孤独を受け入れる
私が今出した結論は、一つは、「アーティストやクリエイターは、孤独が当たり前と、受け入れる」ということ。
何かを作るって孤独なもんだ。それが当たり前。
華やかに見える見せてる人たちも、孤独の中で考えて、つくって、試行錯誤している。何年もそういう期間があった中、今のたくさんの人達を巻き込んで動かして、何かを作り上げていく姿があるということ。
レディーガガは孤独と結婚したらしいw
そう理解することにした。
そうすると、「なんでこうなんだろう?」「私のやり方がよくないのかな?」「会社とか仲間といるみんなが羨ましいな」という気持ちが薄まった。
私は、今やりたいことをやるために、選んで孤独なのだから。
とはいえ、誰かと話して気分転換したくなるときもある。
そういう時は、カフェやバーとか、自分がふらっと人と会いに行ったりする。
人といると、気は紛れるし、楽しい時間を過ごすことはできるけど、
やっぱり、自分と向き合って考えて試行錯誤する時間をメインに据えて、
その上で人と関わっていくことが、何かを自分でつくっていきたい人には必要なことなのかと思う。
自分の性格を知る、ちょうどいい人との関わり方を見つける
そして、もう一つは、「自分の性格を知って、ちょうどいい人との関わり方や距離感を見つける」こと。
私の場合は、今は仕事も人に会わなくても簡潔してしまうスタイルなので、それはそれで、時間や場所の自由を確保する上では快適なのだけれども、
やっぱり、たまには人と関わりたい、自分が人のために何かできているという実感がほしいと思ってしまう性格。
なので、これからは少し身近な人と対面でやっていく仕事も作っていきたいと思う。
自分の性格と向き合って、音楽や制作のモチベーションを保てる、人との関わり方のちょうどいいラインを見つけていくことが重要だと思う。
常に誰かからの刺激が合ったほうが、創作意欲が湧く人は、バンドやサークルに所属したり、サロンや事務所などに加わったりしたらいいし、
逆に集団や、人と比較されるような場にいるより、一人のほうが自分と向き合えて良いものができる人は、孤独との向き合い方を探っていくのが良さそう。
私の場合は、基本は後者なんだけども、たまには人からの刺激もないとダメ、というあまのじゃくハイブリッド型なので、
うまくバランスが取れるように、試行錯誤していきたいです。